「室長、やりたいことが分からないし、進路のことなんて分からないよー」
以前、学習塾の教室長だった頃のことです。
当時中学2年生の生徒と志望校選びのカウンセリングをしていた時、生徒はこう言いました。
あなたは『やりたいこと』ありますか?
みなさん、こんにちは!
教育環境アドバイザーです。
今回は『やりたいこと』に焦点を絞ってお話していきます。
よろしくお願い致します。
やりたいことかぁ。でも、やりたいことって見つけなきゃいけないの?
『やりたいこと』がないことは悪いこと?
ブラウンくん、いいことを質問してくれますね!
だって、見つからなくても生きていけるよね?!
確かに、その通りですね。
では、『やりたいこと』は見つけた方がいいかどうか考えてみましょう。
やりたいことを見つけよう!
好きなことを仕事にしよう!
というようなフレーズはよく目にすると思います。
一方で、
そんな綺麗ごと言ってられない。
生きるためには嫌な勉強や仕事でもやるべき。
好きではなく適性があることが大事。
という意見もあります。
さて、『やりたいこと』は見つけた方がいいものなのでしょうか。
うーん。ボクには分かりません。
これはあくまでも私の意見ですが、『やりたいこと』を見つけた方が生き方が豊かになると思っています。
何かに熱中している時、時間が過ぎるのも早いし邪魔されたくないですよね。
私は子供の頃、ゲームをするのが好きでした。1時間があっという間に過ぎたものです。クリアしたり勝つために調べたり練習したり。とても楽しかったですね。負けたり攻略法が分からないとイライラする事もありますが、それでもゲームしたくなるんです。
時間を忘れるくらい熱中できることを進学先や就職や転職先で出来るとしたら、幸せだと思いませんか?
あなただけの素晴らしい人生。
だからそこ、『やりたいこと』は必要なんだと思います。
【やりたいことがあった方が生きることが豊かに。】
『やりたいこと』は何でもいいの?
教育アドバイザーさん、じゃあ『やりたいこと』ってどんなことでもOKなんですか?ボクの好きな「食べること」とか。
うーん、それは良い場合と悪い場合がありますね。
先程、私は子供の頃にゲームが好きだったとお話しました。では、『やりたいこと』をゲームをする…ということにするというのは、どうだと思いますか?
私の答えはNGです。
え?何でですか?
『やりたいこと』には大前提があります。
それは『誰かの役に立ったり楽しませる』ことであることです。
例えば、自分のゲームをしている姿やトークで人を楽しませることが出来るのなら、『やりたいこと』にしてもいいと思います。それが出来ている人はプロゲーマーやYouTubeなどでゲーム実況者として活躍していますよね。
あとは、嫌いになるくらい努力することになるけどそれでも大丈夫という覚悟はありますか?ということです。
プロスポーツ選手は、誰もがたいてい子どもの頃からそのスポーツでは負け無しのヒーローだったと思います。ですが、プロになれば周りも超一流ばかり。努力しないで勝ち続けることなどないのです。怪我やスランプなど、苦しむ時もあるでしょう。好きだったはずのスポーツが嫌いになることもあるでしょう。それでも、『やりたい』と思う覚悟があるからプロ野球選手なのです。
私の場合のゲームはあくまでも趣味として楽しみたいと思っているので、『やりたいこと』としてはNGという判断なのです。
【やりたいことは2つをクリア】
人の役に立つことか、楽しませること
嫌いになってでもやりたいかどうか
見つける方法1:選択を変える
では、実際にどうやったら『やりたいこと』は見つかるんですか?
そうですね!趣味のままにしたいことは『やりたいこと』ではないと言いました。こうなると、『やりたいことが見つからない!』となってしまうかもしれません。
大丈夫です。
今回は見つける方法を3つ用意しました。
選択肢を変える!
人は1日のうちに35,000回の選択をしているようです。
さ、35,000回も!?そんなに選んでるかなぁ。
凄いですよね。1日のうちに無限に近い分岐点があるんです。…そのあたりの分岐や確率のお話はまた別の機会にお話します。
さて、本題に戻りますね。
やりたいことを見つける方法その1は、あなたの選択を変えてください。
やりやすいのは、食事と歩く道です。
ランチでも夕食でも構いませんし、出来れば両方、いつも選ぶメニューではない、普段なら選ばないだろうメニューを選んでください。
普段歩く道も今日は通ってはいけません。
1本手前の道を曲がってみてください。
騙されたと思って、やってみてほしいです。
きっと素敵な新しい体験が待っていますよ。
35,000回の選択を幾つ変えることが出来るか自分と勝負する感覚で楽しんでやってみて下さい。
【食事のメニューを普段と変える】
【歩く道を普段と変える】
見つける方法2:会う人を変える
その1で自分の選択を変えましたね。
では、ふたつ目の方法です。
会う人を変える!
会う人ですか?でも会うなら気心が知れている、いつも会っている友達がいいなって思います。
そんなこと言わずに(笑)、普段はあまり会わない友人と会ってみてください。プライベートであまり人とは会わないなら、勇気を振り絞って昔の友人と約束をしてみましょう。もちろん、今はコロナ禍であることを意識してZOOM飲み会でもいいかもしれませんね。
ZOOMでのセミナーや交流会などに参加して、初めての人と話をするのもいいと思います。
人は自分の中の限界で、勝手に自分の限界を作ろうとしてしまいます。それは幻想であり、あなたの可能性はあなたが思う以上に大きいものです。
それを引き出すのは、自分以外の人です。
きっとあなたが知らなかった素敵な事があるかもしれません。
【会う人を変える】
見つける方法3:見つめ直す時間を作る
さて、選択と会う人を変えましたね。
この変革を1週間やってみて下さい。
1週間やれば本当に『やりたいこと』が見つかるの?
見つかっているかもしれませんし、まだかもしれませんね。
え?じゃあ、なんで1週間で区切るんですか?
それは、見つめ直してほしいからです。
『やりたいこと』を見つける最後の方法です。
選択を変えたことで何が起こったのかをノートに書き出す。
新しい出会いや出来事があったと思います。
今まで頼んでいなかったメニューが意外と美味しかったこと。いや、今までのメニューが1番だったと思ったこと。会うを変えたら起こったこと。何も起こらなかったこと。などなど。
次に【新しい体験】で気になったことをとことん調べてみてください。ネットで調べるだけでは足りません。気になったことに詳しい人に聞いたり体験したり。
その先に『やりたいこと』が待っています。
人は変化を嫌う動物です。
そして、あなたは今までの生活の中で『やりたいこと』が見つかっていないのです。
同じ生活をしていても見つかるはずがありません。
そういう時は、自分の普段の生活から道を外してみる。そこで得た新しい体験の中から『やりたいこと』は見つかります。
見つからなかった人は、新しい体験が足りなかったか、実はすでに『やりたいこと』に出会っているかのどちらかです。自分の本心に聞いてみてください。プライドや年齢、お金の事などを取っ払った時、実は『やりたいこと』があったりしませんか?
【重要】見つけるために必ずやってみる
最後に。
『やりたいこと』を見つけること以外にも、様々なHowTo本やWebサイトが存在します。
色々読んだけど変わらない、見つからないって人はいらっしゃいますか?
ここから少しだけ厳しいことをお話します。
それはあなたが何もやらなかっただけです。
本やサイトを読んだだけで変わるほど人生は甘くありません。「なるほどな」で終わる人は、大きな変化もなく不満も多いまま人生の貴重な時間を費やしていくのでしょう。
成功…何を持って成功というのか基準が難しいですが、今回のテーマにそえば『やりたいこと』を全力で楽しんで成功している人は誰よりも早く行動しています。
情報だけ詰め込んでも、それは頭が納得しただけで、体が納得していません。実際に行動して体験することで、体も納得します。そこで初めて、あなたという1人が納得する結果を得れるのです。
まずは行動。
ということで、この記事を読んでしまった人は今日の食事から普段と違う選択をしてみてくださいね。
『やりたいこと』は必ず見つかります。
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