こんにちは!
教育環境アドバイザーのユウです。
ウサギのブラウンです。
ユウさん、今日はどんなお話をするんですか?
そうですね。
今日は感情について話していこうと思います。
どうして感情なんですか?
はい。感情をうまく利用することで、学びも働き方も楽になるからです。
「人は感情的ではいけない」、「感情で動くのは非効率的だ」という意見があります。
人が持っている「理性」を重要視すべきということですね。
これは間違ってはいないと思います。
しかしながら、長い歴史の中で我々人間の祖先も感情で動いてきたのです。
そのDNAは色濃く残っているから、頭脳明晰な人が感情的な犯罪を犯してしまうこともあるんです。
実は、私は大学の卒論で感情を選んで発表したんですね。
え?ユウさんって理系でしたよね。
感情って理系の分野なんですか?
まあ、心理学も感情も本来は理系の学問だと思っていますが、私の所属していた研究室…というか大学の学部内でも感情について取り上げたのは私だけでしたね。
最初は人工感情というものが出来ないかという研究だったんです。
人工知能の感情版ですね。
それって、今のペットロボットに入っているんじゃないですか?
いえ、現在のロボットは、決められた事象に対して決められた処理をするというプログラムです。
なので、正確には疑似感情ですね。
パターン数が多ければ感情を持っているように見えるかもしれませんが、本来の感情ではありません。
そもそも、感情学は他の学問に比べて進んでいないのです。
へえ~。
じゃあ、卒論発表は大成功だったんですね!
いえ。結局、感情自体の理解から入ったので、「感情が発生する瞬間の数式」みたいなものを導き出して終わりました。周りは機械やプログラミングの発表をしている中、1人だけ感情の話をしたので、教授たちは「ポカーン」としていましたね。
え!!ユウさん無事に卒業できたんですか??
なんとか、それでもS判定でしたよ(笑)
では、感情について整理していきましょう!
「基本感情」
基本感情は8つあると言われています。この数は説によって6だったり12だったりするのですが、今回は8つでいきますね。プルチックの感情の輪と呼ばれています。
「恐怖」「怒り」「喜び」「悲しみ」「信頼」「嫌悪」「驚き」「期待」の8つです。
この8つが複雑に混じり合って感情は出来ています。
例えば、「嫌悪」と「悲しみ」の間に「後悔」という感情があります。
2つの組み合わせで感情が決まるんですか?
私も大学で人工感情を卒論にしようとした時は、そう思っていました。
だからベクトルで表して、それを数値化すれば人工感情ができるんじゃないかなって。
ただ、それは大きな間違いだったんですね。
例えば、「怒り」と「恐怖」は正反対の基本感情なのですが、同時に感じながら「嫌悪」と「驚き」、さらには「期待」を同時に感じていたりするんです。
ちょっと…ボクには分からなくなってきました。。
基本感情が8つあって、複雑に組み合わさったものが、今あなたが感じている感情ということだけ覚えておいてくれたら大丈夫ですよ。
「感情は数秒間の出来事」
さて、ここが今回のポイントです。
ブラウンくん、感情は何で生まれたのだと思いますか?
え?コミュニケーションのためかなぁ。
今はそうかもしれないですよね。
でも正解は生き残るためです。
野生動物であったころは、完全に弱肉強食の世界です。
自分より強いものへは「恐怖」を感じ、逃げなければいけません。
自分の子どもや仲間を攻撃されたら「怒り」を持って反撃しなければなりません。
他の基本感情に比べて「恐怖」と「怒り」が強いのは、
最初に必要とされた重要な感情だからです。
では、感情ってどれくらい続くものだと思いますか?
えっと、1時間くらい、、、いやもっと長いかも。
残念!数秒です。
え!本当ですか?!
ええ、本当です。試しにWEB検索で「怒りは」って打ってみてください。
「怒りは6秒」のような記事がたくさん出てきます。
怒りだけではありません。全ての感情は数秒間のことです。
え~。でも、ずっとイライラすることもありますよ?!
それは、数秒の間にまだ思い出して同じように感情を発生させているからなんですね。
個人差はありますが、遠距離恋愛は続かないって言われますよね。
理由は簡単で、「喜び」と「信頼」の間にある「愛」という感情も数秒しか発生しないからです。
一緒にいると、「愛」という感情が消える前に思い出すことが出来ます。
その「思い出す」という行為によって、感情は長く続いている錯覚をするんです。
「後悔」も「苛立ち」も「拒絶」も一時のことなのです。
どんな負の感情も数秒だけ。
ずっと悲しい気持ちになっているのは、自分が思い出し続けているからなんです。
「感情に寄り添うために」
さて、ここまでで感情の種類と感情の発生している時間についてお話してきました。
人は遺伝子レベルで深く感情をすりこまれています。
感情は「生き残る力」が発生源です。
うまく利用して楽しく生きちゃいましょう!!!
ど、どうしたんですか?
急になにかの感情が発生したんですか?
いえ、文も長くなってきたのでテンション上げてみただけです(汗)
感情はポジティブとネガティブなものがあります。
強さでいうと、ネガティブの方が強いです。
けっこう圧倒的に。
それは、やはり感情は生き残るためのものなので、ネガティブの方をより意識するように作られているのですね。
さて、ネガティブ…たとえば「悲しみ」の感情を感じていると時、ブラウンくんならどうやってポジティブに持っていきますか?
えっと、「悲しみ」の真逆の「喜び」になるようなことを考えてみます!
なるほど。でも、それは心が強い人向けですね。
ネガティブな感情を感じたままポジティブを感じるのは難しいことなんです。
だから、30秒間、「無」になってください。
え?「無」ですか?
瞑想でもすれば良いのかな。
瞑想もいいですね。なんでも良いですよ。
ポケーっとしてみてください。力を抜いて。何も考えない。
何か考えてしまう人は数字でも数えてください。
頭の中で、自分の前に大きな数字がカウントアップされているイメージです。
30秒もボーッとすれば、意外と冷静になれるものです。
ネガティブな感情をシャットアウトして、時が過ぎるのを待つだけ。
それだけで楽になれますよ。
せっかくの「生きる残る力」なので、利用していきましょう!
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