【対談】アクティブラーニングで考える力は身についている?

子どもと教育

こんにちは!教育環境アドバイザーのユウです。

ブラウン
ブラウン

ウサギのブラウンです。

6回続いていたY先生との対談も今回が一旦最終回です。

ブラウン
ブラウン

3ヶ月かかりましたねー。

Y先生に感謝です。またお仕事ではなく、こういった対談で伺いたいですね。

さて、今回は「応用力」の話が出てきます。マニュアルがないと動けない、少しマニュアルと違うと分からなくなる。それは個人のせいだけではなく、『教育』のせいでもあると私は思います。

では、対談開始です!

【Y先生 対談その6】応用力のない若手が増えている。

ユウ
ユウ

Y先生、引き続き、よろしくお願いいたします!!

Y先生
Y先生

はい。よろしくお願いいたします。

ユウ
ユウ

今年も受験対応、お疲れさまでした。

コロナ対策など大変でしたか?

Y先生
Y先生

そうですね。なんとか大きな問題もなく、無事に入試は終わりました。

入試といえば、受験専門の塾って公立より私立の方がいいんだーっていうメッセージを伝えることが多いんですよね。例えばコロナ過における対応でも私立の方がいい。。みたいに話されることが多いのです。

でも、私は思うんですね。やみくもに、とにかくまずは私立考えましょうとは言ってはいけないんと思うんです。公立も含めて選んでいただいて、選んでもらった方がいい。

ユウ
ユウ

確かにそうですね。実際に私立受験生は増えているんですか?

Y先生
Y先生

対応が厚いということで私立受験者は増えてきているみたいですよ。

我々としては助かる流れでもあるんですが、それだけではないんだけどなと思うんですよ。私の立場上、公の場ではこういった意見は言いにくいんですが・・・。

面倒見が良すぎても行けないと思うんですね。

ユウ
ユウ

手をかけすぎてもいけないのですね?

Y先生
Y先生

そうです。

実際にある問題の1つなんですが、高校2年生になっても、3年生になっても、何か進路についてもやってもらえるという生徒がいるんです。そういう生徒に「自分で考えなきゃいけないよ」というと、「冷たい」「面倒見てくれない」ってなっちゃうんですよ。それは危ない。

そうなっては生徒のためにもならないので、私ははっきり「ここまではやりますがここからはやってもらいます。」と説明会などで伝えるようにしています。

今や大学でも親は関わってきますからね。

ユウ
ユウ

確かにそうですね!前職で大学の合同進学説明会を開催していたのですが、今は保護者の方だけで来るケースも多いんですよ。

Y先生
Y先生

なるほど、やはりそうなのですね。

少し違う話をしてもいいですか?私は一般企業での就業経験はないんですが、ものすごい速さで会社を辞めてしまう若い人などいるんですか?

ユウ
ユウ

いますよ。辞めなくても、よく泣いている子も多いです。誰も怒鳴ったりしなくても、すぐに泣いてしまう感じですね。

Y先生
Y先生

どんなことで泣いてしまうんですか?

ユウ
ユウ

教えたことが直ぐに分からなくなって、何度でも振り出しに戻ってしまうんですね。だから一緒に覚え方などを考えていると、「悔しい」と言いながら泣いてしまうんです。でも、新しい覚える方法などを自分で考えなかったり。

Y先生
Y先生

20代前半でそういう状態ということですよね。

それって、まずい状態が起きているということだと思うんです。

その世代の子たちが受けてきた教育の結果なんですよね。自分で考える力をつけるという教育が重要だという話になっているじゃないですか。アクティブラーニングなど。

明らかにそういう教育を受けたはずの世代の学生が、逆にできなくなっているように感じるんですよ。それ以前の教育を受けていた人は、自分で考える力もあったのですが、それができるようになるために教育を変えたのに逆にできなくなってしまっている。

ユウ
ユウ

確かに仰る通りですよね。Y先生は何故だと思いますか?

Y先生
Y先生

やっぱり独創性とか自主性とかのベースは知識とか教養がないといけないのではないかと思いますね。

今は、枠の中ではしっかりやるんだけど、その外ではできないという生徒が増えているんです。深い読み込みができない。読み方から説明しなければいけない。

以前だったら大学入試の段階でクリアしていたものが、出来ていない現状なんですね。知識の基盤を作るということは本来は当たり前なんですが、それが「詰込み型」なのだと一部の人たちが悪みたいにしているんですよね。

あと、こういう話をしていると、どうしても我々って下の世代に対してダメになったダメになって思いがちじゃないですか。でも、その世代への教育環境を作ってきたのは我々以上の世代ですからね。どうにか出来たはずなんです。

ユウ
ユウ

そうですよね。

教育の在り方、教育環境で変わる生徒もいますからね。

Y先生
Y先生

この前、土曜日に学校で説明会があったんですよ。(対談時12月下旬)

こういう状況なので、上下左右の席を空けていたんですね。

僕は司会進行だったので、舞台裏で控えていたんです。そうしたら、残り1分くらいで若手の先生が焦って私に詰め寄ってくるんです。

「ちょっとどうすればいいのか分からないので・・判断してほしいです!」って。

内容を聞いてみると、一個空きに座っていたら一番最後の人が座れなくなってしまって・・・と。それだったら、椅子を離すとか、新しく椅子を出してくるとか、なんとか出来る話だと思うんですね。

内心は「そんなこと自分で考えなよ」と思うわけですよ。

でも、そう言っても解決しないと思ったので説明したのですが。しかも、同じような問題は前月の説明会でもあったんですね。

Aという問い合わせが来たら、Bって答えてと教えたら、そのパターンでしか対応できないみたいなんですね。AにそっくりのA´が来たら、また教えてください!となってしまう。

ユウ
ユウ

分かります。そういう人、いますよね。

Y先生
Y先生

もしかしたらですけど、20年くらい前だったら、「こんなことくらい自分で考えろよ!」と怒られて、これではまずいんだと思うようになったのかもしれないですよね。今は、厳しい言葉を受けたことがないから、ビシッと直さなきゃいけないという刺激がないんでしょう。

そう考えると、ある程度の厳しさは必要なのかもしれないですよね。

優し言い方『だけ』だと、流れちゃう。優しい言葉でも理解してくれる子もいれば、厳しく言わないと聞かない子もいるて、それが教育現場を見ていて実感としてあるんですよ。

今回の話の中で気になったのは、アクティブラーニングを教育に取り入れていたはずの若い世代の方が、逆に自分で考える力や応用力が養われていないということですね。

ただ単に情報を詰め込むだけでも、厳しすぎてもいけないのかもしれません。

時代に合っていないのかもしれません。でも、今の教育環境のままではいけないのではないでしょうか。教育業界に関わるものとして、引き続きこの問題は調べていこうと思います。

 

 

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