こんにちは!教育環境アドバイザーのユウです。
ウサギのミルクティーです♪
今回は対談企画2回目となります!
お相手は前回と同じで都内私立高校の先生、Y先生です!
Y先生との対談が、こういった教育関係者対談の第一回だったのですが、ついつい話過ぎてしまいまして。あとで文字起こししようと録音アプリを見てみると、なんと3時間半!!
え?!ユウさん、そんなに話してきたんですか??Y先生もお暇じゃないでしょうに。。ご迷惑だったんじゃないですか??
耳が痛いです。。Y先生は優しい方なので、甘えてしまったかもしれないですね。今後は気を付けようと思います。Y先生からは、また次もお話ししましょうと仰っていただいたので、次の機会はご迷惑をおかけしないようにします!ありがとうございました!!
さて、本日は対談の中でお聞きした【学校での働き方】についてです!
【Y先生 対談その2】保護者の影響・勤務時間の長さ
Y先生、引き続き、よろしくお願いいたします!!
はい。よろしくお願いいたします。私の聞きたいことは前回のお話で聞けましたので、ここからはユウさんのお聞きしたいことにお答えしますよ。
ありがとうございます!では、学校での働く環境についてお聞きしていきたいと思います。
働く環境ですか?
はい、そうです。
教育業界に優秀な人材を増やしていきたいんです。でも、教育業界のブラックなイメージがすでに広まってしまっている中で、優秀な人材が集まってこない。「やりがい」だけで働く時代でもなくなってきたのだと思います。
私は教育の現場としては学習塾での勤務経験しかありませんので、Y先生に色々学校の実情を聞きたいと思っています。
Y先生が感じる働き方の課題点を教えていただいてもよろしいですか?
分かりました。学校の働き方についてですね。
今も続いている問題としては、長時間、休みなしが美徳というか、それこそが想いの見せ所となっているところ…ですね。
「自分の命を削って、生徒の為に働く」という視点が日本には根強く残っていると思うんです。保護者の方もそういうお考えの方がいらっしゃいます。
保護者の方と関係性も働く環境に大きく影響しそうですよね。
そうですね。全体のために動いてほしいという保護者の方がまずあまりいなくて、『自分の子どものことをどれくらい見てくれますか』、が最優先になっているんです。もちろん、考え方のバランスのいい保護者の方もいらっしゃいます。でも、そうでない方が増えている・・・。
生徒がちょっと悪いことして保護者に学校に来てもらうことがありますが、前でしたら、8割9割悪いなって思ったら、まず頭を下げて、申し訳ございませんでしたっていう時代もあったじゃないですか。
でも今は、自分の子どもじゃないかもしれないという疑念を思った場合、親は本当に私は子どもを信じたいと思いますとなってしまって。親として子どもを信じたい気持ちは分かります。でも証拠があって客観的に見ても『ほぼ』100%悪い場合もそうなってしまって・・・指導が出来なくなってしまうんです。
なるほど、生徒へ指導ができない状況になってしまっっているんですね。
例えば、つい最近こんなことがあって・・・、匿名とはいえ生徒のためにこの部分はブログでは掲載してほしくないんですが、---------ということもあったんですよ。
一つのこれは例なのですが、こんな話は珍しいという話ではないんです。
・・・。びっくりしすぎて絶句してしまいました。そのような問題も起こったりしているんですね。それは、その状況証拠からほぼ確定なのに、そこをしっかり注意できないのは、将来的にその子にとって良くないと思いますね。
※ある問題を起こした生徒さんのあまりにも酷い言い訳と、それを信じて生徒さんに注意もしない保護者のお話でしたが・・・掲載できるレベルではありませんでした。
学校というのは良しあしだと思うんですが・・・昔はね、学校の方・教員の方が悪いことがあっても揉み消されていたことが山ほどあったと思うんですよ。そういうことが正されていくのは私は大切なことだと思っています。
一方でそれが行きすぎちゃっている、保護者寄りにいきすぎているように感じるんです。
ユウさんのブログで書かれていた、いじめの相談の時の先生の対応など、今じゃありえないんですね。公立などかなり厳しくなってきていますので。
前は、人によるんですけど、僕も小学校の時に本当にひどいなっていう先生もいましたからね。
すごく良いって先生もいたんですが、当時は本当に個々にまかされていたというか、コンプライアンスのかけらもない時でしたから。ひどい先生は本当にひどくて。
いじめについてのブログ記事、読んでいただいていたんですね。ありがとうございます!確かにあの時は、いじめ問題を揉み消されたのかな、と思っていました。
そこで働き方のお話しに続くのですが、僕はちょっと残念でしてね。世の中が働き方改革のような流れになってきて、変わってきたじゃないですか。
少なくとも、まともな会社であれば無視できない状況になってきたと思うんです。
でも、学校では授業だけでなく部活の指導や生活の指導もやっていく中で、本当に死んでしまう先生も出てくる中で、やっぱりそれでも学校の変革はそれほど進まなかったというのがとても残念に思うんです。
なるほど。塾業界もなかなか変わらない環境でしたが、学校も同じだったんですね。
私立は部活などは直接の指導をコーチに頼めちゃいますから、教員は実際関わるのは試合の引率などにすませてもらっているケースも多いんですが、公立ではずーと対応しなければいけませんからね。土日も試合に出なければならない。だから、公立では『部活離婚』という言葉もあるそうですよ。
『部活離婚』ですか?!
もう土日も含めて部活部活。。夏休みも部活となってしまうので、家族がうまくいかなくなるみたいです。一緒にいる意味がないってなって、離婚になってしまう。
あとはやっぱり、そこに国が全然教育にお金を使っていないという問題もよく指摘されますよね。
例えば、極端なことを言うとすごく給与が高いとなれば、お金の面で見返りがある状態じゃないですか。だけど、時間給を計算してしまうと決していいというわけではない。
公立は残業代も決まった分しかでないんですよ。月給の4%!
4%!それは、どうしてそういう数字になっているんですかね。
その数字というのは1960年代ごろに、それまで教員には一切残業代が出ていなかったのですが、それは問題じゃないかという話が出てきて、当時の効率の日本の教員の残業の平均値を出したらしいんですよ。
それが、1966年に文科省が実施した【教員勤務状況調査】です。その調査によると小中学校の教員の1週間における時間外労働の合計は平均1時間48分であったらしく、給与でいうと月給の4%くらい、時間でいうと月8時間くらいなんです。
当時、50年前の残業時間はこれくらいなんですよ。当時はこれを特別給与みたいな感じで一律月給の4%という感じで決まったんです。
ただ、現在は残業時間が増えていって1か月で200時間とかなっている場合もあります。しかし、当時の月8時間での計算のままです。
それはおかしいと思うんですよ。
それは確かにおかしいですし、今まで何も変革がないことが不思議です。
例えば、部活の指導などはすべて外部に任せるようにするのか、もしくは給与制度を変えていかないと・・
そのどっちかがないとなりたくないのかなと思うんです。
教員の世界って、昔のまま、根本的なところが変わっていないんですよ。ずっと部活問題などは発信し続けている大学の先生などもいるんですが、なんかいまいち取り上げられないんですよね
でもね。本当に崩壊は始まっていると思いますよ。けっこう最近、変な事件おこす先生や塾の先生が多いじゃないですか。
これは絶対、先生の質の低下があるんじゃないかなって思うんです。もちろん、年配の人がやっていたらそれはその人がやばいっていう話なんですけど、けっこう20代の教員や塾の先生、非常勤講師が事件を起こす場合があるじゃないですか。確実に現場でも質の悪い教員が増えているんです。
そうなると、ますます教師ってやばいよねって思われてしまう。
さて、ここまでで学校の先生たちの働く実情が見えてきました。
教育業界のブラックイメージから、過酷だとうなという想像はついていたものの、『部活離婚』ですとか『50年前の残業時間から算出した月給4%分』など具体的な問題を教えていただくことが出来ました。
特に残業についての問題は、他の方もブログなどで問題定義されているようですし、解決法として他の手当をもらったり、私立への転職を促したりしていましたが・・・はたしてそれが根本の解決になるのでしょうか。
【ゆとり教育】⇒【脱ゆとり教育】と教育内容は変革をさせていく中、それを支える学校教師の給与計算が50年前で止まっているというのはどういうことでしょうか。
この、給特法。2019年に半世紀ぶりに改定されていますが、その改定内容にも疑問を持たれている意見が多く見受けられます。
次回は、この問題から起きている崩壊・学力低下についてお話をお聞きしていきます!
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